2月に読んだ本まとめ
二月は「経済の入門の入門」を個人的にテーマとして掲げていました。
“大学生が読んだ感想”として、見ていただければと思います。
①「お金2.0 新しい経済のルールと生き方」
現代、そして未来のお金のあり方について一つの説得力のある考えを教えてくれる本。
特に記憶に残っているのは3章の部分、「価値主義」のはなし。
「お金が全てではない」という言葉が昔から(?)あるみたいですが、本当の、いや現代におけるこの言葉の意味はまさしく3章の内容なんじゃないかと、そう思いました。
そしてもう一つ、就活してる間三秒に一回くらい目にする「好きを仕事に」という言葉の真意も、3章を読んでわかった気がします。
自分のハマってきたこと、ハマっていることを見つけられるような自己分析こそ大事なんじゃないかと、そう思いました。
②「奇跡の経済教室 基礎知識編」
前半部分に好況・不況時それぞれに政府が取るべき対策についてまとめられていて、わかりやすい。
私は一流の経営者がトンチンカンな経済政策を提言するシーンを過去に見たことがあり、その当時は「経済を知り尽くしたとも言える経営者」が「経済のプロ」である学者の方々に散々言われているのを不思議に思いながらニュースを追っかけてました。この本の解説でようやく、その謎が解けました。
そもそも、“国家”と“企業”の形態って、“そこから淘汰された人間”に注目すると全く反対と言っていいほどの性質の違いがあるそうで。読んでて、たしかにその通りだ、と納得した覚えがあります。
ある企業から淘汰された人間にはまた別の働き口がある。しかし、国家内の競争から淘汰された人間(企業)が再び競争力をつけるのは難しい。だから、国家内で淘汰された個人や企業が増えると、当事者たちの投資や消費が減り経済が回らない…ざっくりいうとこんな感じでしょうか。そうした性質の違いを考えると、経営者に政策を求めるのはお門違いなことがすぐわかりますね、勉強になる。
③「父が娘に語る経済の話
個人的に尊敬している佐藤優氏とブレイディみかこ氏が揃って推薦していたみたいなので、思わず購入…
上2冊とは色が異なり、経済の仕組みを歴史から見ている点が非情に面白かった。
この本読んで思ったのは、経済の知識もそうだけど同じくらい歴史の知識てだいじだな、てことです。
よくよく考えると、いわゆる“成功者”って呼ばれている人は、ほとんど歴史に詳しいというか、歴史をビジネスに活かしている。(そもそも何をもって成功と捉えるかは人それぞれですが、一旦その話は置いといて…)
三月は「経済の入門」に入りたいし就活も本格化するから時間取れないだろうけど、就活終わったら、ちゃんと歴史を学び直してみよう。
【まとめ】
上記3冊の他にも何冊か読んだものの、どんなに経済の形が変わったとしても、価値があるものにお金が集まるという原則は変わらないみたい。就活を通じて、自分が作り出せる価値を知れたらいいなと思いました。